プラス思考で、ガンと生きる日々

脳腫瘍・肺がん治療、そして時々「街日記」

2020.12.3 病院へ

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昨日は、会社を早退しました。

会社にいたところで、仕事もできないからです。

仕事は、いわゆる中学受験生対象の「塾の先生」なのですが、まず授業ができないんです。

授業で何をしなければいけないかはわかるものの、それを生徒に伝えられない… 適切な言葉が出てこない、勉強としての単語はわかったとしても、生徒相手に気の利いた、臨機応変のやりとりなんて、とても無理という状態でした。

おまけに、先生なのに、足し算ができなくなってしまって……

テストを作っても、100点になるように配点できなかったり、答案の採点後、集計できなかったり、とにかく頭が変になってしまって、このままではマズイって感じでした。

一昨日も、父兄との電話応対で、言葉がなかなか出てこなくて、「先生、大丈夫??」と、はっきりと言われてはいないものの、とにかく全てがおかしくて……

頭が痛いなどの症状はなかったのですが、とにかく色々なことができなくなっていました。

 

で、翌日。

今日は、絶対に病院に行かなきゃというものの、どこに行けばいいのかわからない。

頭関係だから、脳? 神経? それとも精神科?

「脳 病院 名古屋」などで検索してみても、いまいちよくわからない。

大きい病院は、紹介状がないと診てもらえないことは、重々承知していましたが、迷ってる時間ないし、とりあえず八事日赤病院へ。

駐車場に車を停めて、受付には来たものの、どの窓口に行けばよいかもわからず…

「新患受付」では、案の定「紹介状は?」と言われたので、「ありません」と答えつつも「患者支援センター」という所に行って、無理やり「診てほしいです」と訴えたような気がします。正直なところ、あまり覚えていないのですが。

言葉が出てこないなどの症状は、ある程度説明したような気がします。もしかしたら、そこでのやり取りで、おかしいということに気づいてもらえたのかもしれません。

神経内科」を受診することになり、そこで待ってたら、なぜか車椅子を用意されて、「こっちに座ってください、CTを撮りに行きます」と言われ、連れていかれました。その後さらに「MRIを撮ります」と検査室に連れていかれました。「神経内科じゃなくて脳外科だね」という言葉も聞こえました。

CT、MRIと、次から次へと今まで受けたこともない検査、検査で、自分でもただ事じゃないと思っていたところ、「身内の方に来てもらうように連絡してください」と言われて、それ自体よくわからないのと、連絡してと言われても、言葉が出てこないから、どう連絡したらいいのかわからないということで、かなり、あせっていた気がします。

家族みんな、訳が分からないLINEが急に来て、何が起きたの?と思ったと言っていました。

結局、12月3日から緊急入院ということになりました。

病院の食事の時に「箸」がなくて、それを看護師さんに伝えたかったのですが、あろうことか、まさに「失語症」で「箸」という言葉が出てこなくて… 看護師さんに「失語症」と言われて、キレてしまいましたが、「箸」という言葉も出てこないなんて、たしかに「失語症」ですよね。認めたくはなかったんですけどね。

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