プラス思考で、ガンと生きる日々

脳腫瘍・肺がん治療、そして時々「街日記」

脳腫瘍摘出は成功するも、ここから肺がん治療が始まる

転移性脳腫瘍は、後遺症も何もなく、無事に退院できました。しかし、まだここから、原発巣である、肺がん治療をしていかなければいけません。

今あるがんに対して、今後どのように対処していくのかは、主にがんの種類(組織型)や遺伝子の型、がんのステージ(病期)によって、決まります。

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肺がんは、大きく、非小細胞肺がんと小細胞肺がんに分かれます。非小細胞肺がんの中にも、さらに種類があるのですが、私の場合は、非小細胞肺がんの中の「左肺門部腺がん」ということです。診断書の最終病理組織診断名を診たら「低分化な肺腺がん」と書いてありました。

低分化ってどういうことだろうと調べてみたら、分化度とは、がん細胞が、本来の正常細胞の形態をどのくらい維持しているかという基準で、分化度の低いがんほど、悪性度が高く、活発に増殖し、転移が多いと書いてありました。

え~~ 一般的に高い方が悪いような気がしません?

でも、がんの分化度は、悪性度の低い方から、高分化がん<低分化がん<未分化がんとなるそうです……

がんのステージは、すでに脳に転移している(転移性脳腫瘍)ことから、遠隔転移があることになり、ステージ4です。

ステージ4ということは、外科的切除(手術)、根治的放射線治療の適応はなく、化学療法(抗がん剤使用)が標準的な治療法となります。

つまり、完全に治すというのは不可能だけれど、がんを小さくして延命を目指す治療になるということです。

今まで本当に知らなかったのですが、抗がん剤の世界は、とっても進歩していて、怖いだけではなく、様々な種類があることを知りました。

私の場合、抗がん剤、分子標的薬第3世代オシメルチニブ療法(タグリッソ服用)をすすめられました。

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第3世代なんて、iphoneとか、cpuみたいで、かっこいいよね、などという、ノリで選ぶものではないですが、1月16日から、今日で24日間飲んでいます。

タグリッソは、現在、新型コロナワクチン開発で話題のアストラゼネカ社の製品です。アストラゼネカ社のプレスリリースに、今日、こんな記事がありました。

アストラゼネカのタグリッソ®、EGFR遺伝子変異陽性早期肺がん患者さんにおいて、術後補助化学療法歴の有無にかかわらず無病生存期間を延長

ステージ4でも、タグリッソに期待したいなと思っています。

タグリッソ服用についての色々なこと、また、まとめますね。