プラス思考で、ガンと生きる日々

脳腫瘍・肺がん治療、そして時々「街日記」

やる気が出ない。抗がん剤の副作用。

今週のお題】やる気が出な~い!

 こんにちは。ブログがなかなか更新できなくて、申し訳ありません。

今週のお題が、ちょうど「やる気が出な~い!」だったので、今の気持にぴったり、今日は絶対更新するぞ、というつもりで記事を書いてます。

とにかく最近、だるくてだるくて、ほとんど何もできない状態が続いています。「抗がん剤の副作用だからしょうがない」と言ってしまえば、それまでなのですが、ほんとに何もやる気がおきなくて、すご~くなまけものになってしまったみたいで、自分に愛想がつきそうです。

抗がん剤を始めて、血液検査の結果

今までは血液検査の数値なんて、検査結果の紙をきちんと見たこともなく、病院でも「白血球の数値が落ちてるから……云々」などと言われても、「ああ、そうですか」で済ませていたのですが、最近だるすぎて気になったので、今までの検査結果の紙を引っ張りだしてきて、ちょっとまとめてみました。

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表の「単位」のところに「E04」などとありますが、このEは指数のことで、E04であれば10の4乗ということです。

こうして見てみると、たしかに基準値より低い「L」って書かれた数値が目立ちます。基準よりも数値が低いですよってことです。

抗がん剤副作用である「骨髄抑制」

多くの抗がん剤や分子標的薬では、「骨髄抑制」という副作用が見られます。骨髄とは、骨の中心にある、赤血球や白血球、血小板などの血液の成分を作りだす組織ですが、ここが抗がん剤によってうまく機能しなくなると、こうした血液の成分を上手く作ることができなくなります。これが骨髄抑制です。

従来の抗がん剤では、分裂や増殖がさかんな骨髄の細胞も、ダメージを強く受けるそうですが、私が服用している分子標的抗がん薬タグリッソでも、骨髄抑制が見られることがあるそうです。

がんの標準治療には、グレードというものがあって、グレードの数値にしたがって、抗がん剤を減量するとか中止するとかあるようですが、現在、この血液検査の結果に関しては、分子標的抗がん薬タグリッソ減量して40mgで様子を見ていこうということになっています。

骨髄抑制、自分の体調

1赤血球減少

赤血球が減少したり、ヘモグロビンの働きが悪くなると、貧血症状があらわれます。

私の場合は

・ちょっとしたことで息切れしてしまいます。持続力全くなし(笑)

・たえずだるいです。いつも疲れていて、全く頑張れず、すぐ横になりたくなってしまいます。とても不本意なのですが、身体が言うこと聞いてくれないです。

・めまいやたちくらみ。先日、図書館に行ったときは、相当ひどくて、借りる本を選ぶどころか、ほとんど座ってました。倒れて大事にならずによかったと思うほど、ふらふらしてました。しばらく座ってると、落ち着くんですけどね。

2白血球減少、好中球減少

好中球は、白血球の一部です。白血球、好中球が減少すると、感染症にかかりやすくなります。対策としては、コロナと同じで、三密を避ける、手洗いを十分に、などです。

部屋に閉じこもる生活は性に合わないですが、だるすぎるときはしょうがないのかもしれません。健康な人以上に気をつけないと、と思っています。

3血小板数減少

血小板が減少すると、出血しやすくなったり、血がとまりにくくなったりします。

ぶつけた覚えがないのに青あざができてるなどというのも、この血小板減少に由来するものらしいですが、とくに意識していなかったものの、結構あるような気がします。病院での採血のときは、今のところ、血が止まりにくいと感じたことはないです。

がん関連性疲労

だるい、だるいと言いつつも、何かしなくちゃと悪あがきの毎日ですが、下手に動くと次の日、しんどくて起きられなかったり、となかなか上手くいきません。

また、がん患者は、こうした血液関係をふくめ、「がん関連疲労」に悩まされることもあるそうです。「がん関連疲労」は、がん患者の人におきる慢性的な疲労です。

症状としては、

全身的な脱力感や倦怠感、集中力の低下、興味・関心の減退、何事もおっくうになってしまう……  など。

ほんとは、こんなに「やる気が出ない」はずがないのに、そうなってしまうのは、「がん関連疲労」のせいかもしれません。

自分の身体の状態に病名がつくのは、一つの安心につながるとはいえ、こんなに「疲労感」ばかりでは、いたずらに延命しても、どうなのかな、と思ってしまうこともあります。

「病は気から」がん闘病中、抗がん剤治療実施中は、そんなことも言っていられないかもしれないけれど、自分にできる範囲で、QOLを保っていきたいなと考えています。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。