プラス思考で、ガンと生きる日々

脳腫瘍・肺がん治療、そして時々「街日記」

名古屋たそがれ街日記③「極楽浄土に咲く花」

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名古屋の鶴舞公園に「ハスの花」を見に行ってきました。

鶴舞公園は、以前「初見殺しの名古屋鶴舞交差点」で紹介した、あの交差点近くの公園です。 

meadow12.hateblo.jp

 鶴舞公園は、名古屋で最も古い由緒ある都市公園で、四季折々の花々が目を楽しませてくれます。

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なんて書いていますが、病気になる前は、家からとっても近いのに、ほとんど行ったことがなかったんです。まさに、ガンになって、鶴舞公園の魅力に気づいたって感じです。

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「おお、咲きましたなぁ」などと言いながらカメラを構える人、ジョギングの途中で立ちどまって「きれい…」とつぶやく人‥‥

私もこんな近くでハスの花を見るのは初めてだったのですが、ハスの咲いてるところだけ、空気感が違う気がしました。

梅雨時特有の蒸し暑いじっとりした朝だったにもかかわらず、ハスの花のなんと清々しいことか。

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曇り空だったけれど、時折差し込む光を受けて、花びらが透き通るように輝いて、さすがに、ハスは極楽浄土に相応しい花だと納得しました。

「ハスは泥より出でて泥に染まらず」

ハスが泥の中から茎を伸ばし、美しい花を咲かせるように、汚れた環境にあってもそれに染まらず、清らかに生きる、という意味のことわざにもなっています。

仏教関係の道具などは、ハス(蓮華)に関係したものが多く、仏像も蓮華の花をかたどった蓮台に置かれています。

ハスの花は、朝咲いて午後には閉じてしまい、花が開き始めて3日ほどで散ってしまうらしいです。

今日は朝から出かけて、ついつい夢中で写真撮ってて疲れてしまいました。最近、ちょっと前よりも体調が良いような気がしていたのですが、やはり無理はできないようです。情けないですが。

しかし、自分が実際に今の状況になってわかったことですが、肺がんステージ4なんて言っても、まだまだ普通に日常生活を送ることができて何よりです。

散ってしまう前に、この清らかな極楽浄土の花に、もう一度会いに行きたいなと思っています。ほんとの極楽浄土ではなく、リアルに、鶴舞公園で。

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。