すっかり秋ですね。
写真は、昨年の9/17、長野県阿智村の治部坂高原で撮ったコスモスです。今年もこんな風景に逢いに行けるといいのですが。
ブログの更新が、すっかり滞っていて申し訳ありません。
こうした病気ブログ、闘病記ブログは、更新しないと、(何かあったのか……)と思われると知人から言われ、更新を試みたのですが、8月末から、ここ2週間ほど、とにかくだるくてだるくて、いろんなことが中途半端にしかできなくて。
残暑が厳しいから、とか、季節の変わり目だから、とか、自分を納得させていたのですが、かなり強烈な、全身倦怠感・筋肉痛・関節痛などに悩まされ、こんな半病人状態(いやいや、病気なんですけど)はイヤだ!と、毎日悩んでました。
で、今日は、呼吸器内科の外来の日だったのですが、
かなり重い話だったので、帰ってきて、どんよりしています。
でも大事なことなので、忘れないうちに、できるだけ主観を交えず、淡々と、記録を残しておきたいと思います。
診察室での会話
「こんにちは。調子はどうですか。」
「あいかわらずだるいです。寝ていてもだるくてだるくて。このままこういう状態が続くのかなあと…」
「もう薬、やめましょう。」←薬とはタグリッソのことです。
「え、そうなんですか。」
「今回の血液検査の結果なんですが、好中球という項目があるんですが、この値が非常に低くなっています。
(#NEUTのところを見て)ここが前までは、1.3くらいはあったのですが、今回、0.91で1を切ってしまいました。
もうやめたほうがいいと思います。
皮疹はどうですか。」
「前回、鼻の中にできたと言ってましたが、皮膚科でいただいた薬ですぐに治りました。身体も、皮疹はほとんどできていません。」
「そうですか。これで薬をやめるので、――治療をやめるわけだから、そのあとどうするか、一度相談しないといけないですね。」
「……はい。」
「前にも聞きましたけど、点滴等の薬は、嫌なんですよね。」
「……はい。多少寿命は短くなっても構わないので、とにかく楽なのがいいかなぁと。
あ、でも、家族はそんなふうに思っていないかもしれないですね。」
「たしかにそうですね。家族とも話はしないとね。でも、僕は、まず患者さん本人の意志だと思うので。」
「次回、9/27にCTを撮ります。胸部・腹部・骨盤部です。9/27の16:00ですが、大丈夫ですか。」
「はい。」
「外来の診察は、10/1の今日と同じ時間11:00です。」
「とりあえず、そこで、CTの結果と、明日から薬をやめての経過を見て、またタグリッソを再開という感じで考えればいいですか。」
「いや、タグリッソの再開はまずないです。様子を見て、もしも再開するとしても、2日に1回40mgかな。」
「これで治療をやめて、最悪、どんどん悪くなってきたということになったら、最終的に家ですか?入院ですか?」
「入院です。家で1人では生活できないということになれば入院です。もちろん、何が何でも在宅で、と言われる方もみえますが。」
・・・・・・・・
重い話ですよね。
いよいよか~って感じですよね。
他人事みたいに書いてますけど、相当焦ってます。
そうそう、診察後、ATMでお金をおろそうと思って、キャッシュカードと間違えてクレジットカードを入れてしまってました。動揺してる証拠です。
で、主観を交えずの記録が上記なのですが、以下、思ったことを少し書き添えておきます。
この主治医の先生、口癖が「どうしよっかな~」だと、いつも思うほど、断言しない方なのですが、今日は開口一番「薬(タグリッソ)をやめましょう」と言われたので、
しかも、再開の選択肢もあまり考えられない、とのことだったので、
好中球の数値以外にも、もうタグリッソは無理という兆候があったのかなぁと。
好中球の値は、以前の検査結果の紙を引っ張りだしてきて調べたところ、3月・4月の方が低いのですが、改善せずまた下がってきたからダメなのかな。以前だるいだるいと言ってた時も数値は、良くなかったんですよね。
この記事を書いてたころです。
外来診察の度に、胸のレントゲンは撮っていて、今までは特に変わりなしとは言われていたのですが、タグリッソ自体、効果を見こめるのが長くて1年半らしいので、そろそろ素人目にはわからなくても、肺の状態がいまいちになってきたとか。
このままでは、たしかに半病人状態、QOLを考えても、大きな決断をすべきときなのかな、とか。
まぁ、最初からステージⅣということはわかっていたので、ガンが発覚して、脳腫瘍の手術も無事終わって、ここまでの経過だけでも◎とすべきことなのかもしれません。
しかも、今のこの不調がタグリッソ由来のものであれば、薬をやめることで、気分も良くなるかもしれません。タグリッソをやめたからといって、数日で生命がどうにかなるわけでもないでしょうし。
ちょっと重い話に凹んでいたものの、いまのところ、食欲もあるし、今後も有意義に毎日を過ごしていこうと思っています。
ブログも「記事を書くぞ」と思うと、今の自分には荷が重くて、結局更新できなかったということになるので、日々の思いを少しずつ綴っていきたいと考えています。
久々のブログにおつきあいいただきまして、ありがとうございました。