先日、愛知県津島市天王川公園に、藤の花を見にいきました。
コロナ感染拡大防止対策で藤まつりも開催されず、平日ということもあって、人もわりに少なかったです。それぞれ思い思いに藤の花を眺めたり、写真を撮ったり。
マスクをしていても、藤の甘い香りが漂って、ほんとに幸せな空間でした。
さて、津島は、織田信長ゆかりの地として有名です。
織田家は、とてもお金持ちですが、そのもととなったのはこの津島です。
津島は、中世以降、伊勢湾の水運によって富が集まり、そしてまた、牛頭天王(ごずてんのう)を祀る津島神社の門前町として栄えます。こうした人・モノの動きに注目して、津島を支配したのが、織田信長の祖父である織田信定です。
さらに、信長の父である織田信秀は、津島のみならず、同じく大商業都市・大宗教都市である熱田をも手中に収め、その財力を強大なものとしていきます。そして、その財力をもって、朝廷や幕府からも一目置かれる存在となるわけです。
昨年の大河ドラマ「麒麟が来る」でも、織田家が京都御所の修築費用や、伊勢神宮の外宮遷宮費用に大金を寄付していた、と言っていたような……
織田家は、戦に強いのはもちろんでしょうけれど、それと共に、現代社会にも通用するような、経済戦略に長けていたからこそ、戦国時代の覇権をいち早く握ることができたのでしょうね。
織田信長ファンではないですが、「さすが織田家!」と、美しい藤の花を見た帰り道、ついつい考えてしまいました。
こうして外に出ているときは、たぶん、ガンで闘病中などと思われないくらい元気そうに見えると思うのですが、なかなかその元気さを保つことができず、身体を持て余していることも多いです。
でも、病気のことばかり考えていても、治るものでもないし……
明日からも、また前向きに過ごしたいと思っています。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。